<平成20年度>
この年の5月に開設した「錦二丁目まちの会所」にスタッフが常駐しつつ、まちづくりマスタープラン策定及び多様なまち育て活動の支援をしてきました。
都市計画・建築・経済等の専門家、地元有志、行政で組織されるマスタープラン企画会議を重ね、「まちのデザイン塾」やまちの会合等で地元、地区内外の関係者との共感の場づくりを行ってきました。また、それに加えて外から多様なステークホルダー支援による共発的まちまち育てを進めています。
平成20年度の まちのデザイン塾は多彩な講師陣によるテーマ別のレクチャー『志援講座』。参加者がレクチャーに触発されて想いをカルタ表現によって発表する『志縁表現』との組み立てにより、まちづくりマスタープラン策定関連基礎学習と、マスタープランの内容検討を行いました。
まちの会所には様々な人たちが訪れます。地元の若手経営者も、このまちへの熱い想いや夢を語ってやみません。
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。錦二丁目まちづくりマスタープランの検討会議風景。
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学生たちも錦二丁目のまちを調査、研究し、将来の都市のイメージを提案、発表しました。
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子どもの頃の記憶を辿り、それを紡いで束ねることによって、参加者全員の中にまちへの愛着が育まれてゆきます。。
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まちの記憶を紡ぎ、その記憶を絵本にして発表しました。
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時々、ふらりと話しに訪れる地元の経営者の佐藤さん。
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錦二丁目まちの会所は、愛知産業大学大学院延藤研を中心に、まちの縁側育くみ隊と錦二丁目まちづくり連絡協議会と協働して運営しています
<平成18年度>
かつて繊維のまちとして栄えた長者町。この街に今、地縁と志縁の協働による新しい待ち育ての風が吹き始めています。
育くみ隊が錦二丁目まちづくり連絡協議会からの委託を受けて始まった「まちのデザイン塾」も、おかげさまで2年目を迎えることができました。
昨年度は、錦二丁目の各街区長さんを講師にお招きしてこの街への想いを語っていただく地縁楽座、そして、毎月ごとにテーマを設定して都市景観・不動産金融・ベンチャー起業などさまざまな側面からこの街の未来への可能性を探る志縁楽座の二本立てプログラムで講義を行ってきました。
一方で、「まちづくり憲章」づくりにも取り組みました。まちへの想いをそれぞれが短歌で表現。地元の方たちを中心に200首近い応募がありました。それらを集めて憲章ポスターを作成するとともに、ゑびす祭りで表彰式を行いました。また、当地区を設計製図課題として選ばれた中部大学と名古屋大学の学生のみなさんにも、デザイン塾に参画していただきました。
こうした動きを受けて、今年度はマスタープランの策定へ向けての動きがいよいよ本格化します。
また、毎月のデザイン塾は、中部地区で第一線で活躍されている大学の先生をお招きして、歴史・アーバンデザイン・コンセプトづくり・環境・交通などの側面からの連続講義を開催します。みなさま多数のご参加をお待ちしております!
錦二丁目のイメージマップ。
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錦二丁目まちづくり憲章を短歌によってまとめました。
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錦二丁目まちづくり憲章
<平成17年度>
長者町繊維問屋街で親しまれている錦二丁目地区では、地元の有志が中心となって>>まちづくり連絡協議会が活動を始めています。協議会からの依頼を受けて、昨年度はまちの縁側育くみ隊が、計4回にわたって”談論風発座談会”のコーディネートを行いました。
ソフトとハードの両面から創造的まちづくりルールをつくってゆこう、との目標のもと地域の住人を中心とした「地縁」と、このまちに共感を寄せる学生・行政・専門家などの「志縁」が混ざり合って、活発な意見交換が行われてきてきます。
この流れを受けて、育くみ隊では、まちなかに「コラボレーションデザイン塾」を開講することを協議会に提案しています。このまちに興味をもつ若者が、自らの創造的アイデアを活かして、このまちの再生へ向けたグランドデザインを提案してゆけるような、あらたな”まちの縁側”づくりです。
「多縁協働」のまち育ての実現へ向けて、いよいよエンジンが掛かってきた錦二丁目に今後もご期待ください!
→ 錦二丁目まちづくり連絡協議会のホームページは こちら
プロジェクト
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錦2丁目街の風景
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街に残る風格のある建物“遠山産業”
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街の中には都心にも関わらず寺が数多く残る
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ワークショップ時の発表風景
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