《第1回つきいち縁側》 at くれよんBOX
車いすを使って、車いすダンスや車いすミュージカルなどの表現活動をされている豊田優さんがベーシストで参加している『ZADAN(サザンのコピーバンド)』をお招きしての第1回つきいち縁側を、名古屋市昭和区のくれよんBOXさんで行いました。
くれよんBOXさんは、古くから地元の人たちから羽ね屋敷と呼ばれているお屋敷の内装だけを改装して、障がい者たち自らが立ち上げた作業所で、その2階部分に建築設計事務所の『大久手工房』が入っています。障がい者自身が立ち上げただけあってバリアフリーにも配慮されていますし、なによりも道路に向けて“ウェルカム”と言っているように開かれた前庭の素晴らしいこと。
その開かれたお庭でZADANの演奏を楽しみました。音楽には、国境も言語も性別も老若男女の境目を越えた感動があります。くれよんBOXのお庭には障がい者、健常者という外見上の違いではなく、ただ音を楽しむ人たちが集まっている・・・そんな感じでした。
《第2回つきいち縁側》 at かたひらかたろう
名古屋市緑区鳴海町にある、<かたひらかたろう>さんで行いました。<かたひらかたろう>さんは、知的障がい者小規模作業所「第2ニコニコハウス」の1階にあり、この作業所の<ノリノリ元気で行こうぜチーム>通称<ノリ元さん>たちもスタッフとして関わっていて、ご近所の子どもやお母さんたちにも親しまれています。
この日は「つみきdeアート」ということで、日頃からスタッフの小林照美さんと幼稚園などでつみきの指導をしておられる石川文治さんが、6千個のつみきを使って家をつくる指導をして下さいました。つみきといっても馬鹿にしてはいけません。正方形の立法体に切りそろえられたものと、長方形の平たいつみきとを組み合わせて、天井にまで届くツインタワーを文冶さんの指導のもと、大人も子どもも真剣な面持ちで築き上げて行きました。そして築き上げたそのタワーに入り口をつくるため、文冶さんは全体を崩さないように職人のような手堅さでつみきを取り除き、見事に子どもが中に入ることができる入り口をこしらえたのでした。
《第3回つきいち縁側》 at 覚王山日泰寺参道
覚王山参道ミュージアム実行委員会主催の〈覚王山参道ミュージアム〉に参加しました。日泰寺の参道に出張縁側空間をつくり、その周りで縁側バンドの演奏や、紙しばい、コラムの朗読などなど、障がいの有無に関わりないパフォーマーたちがいろいろなパフォーマンスを披露する予定でした。
しかし、秋はいろいろなところでイベントがあり、交渉する時点で断られるケースが多く、参加してくれたのは「風穴一座」「尾張ひとまちネット」「縁側バンドよっこらしょ」のみなさん。
2005年10月9日に加えて10日も予定していたのですが、朝から雨が降ったりやんだりの天気だったので、2日目のつきいち縁側は中止にしました。
《第4回つきいち縁側》 at クニハウス
千種区高見にあるクニハウスで「ノーマライゼーションを考えるワークショップ」を企画していましたが、参加者が5名。しかも全員実行委員会と育くみ隊のメンバーだけだったので、急遽〈チャレンジドハートプロジェクト〉の反省会と、クニハウスの見学会になりました。
クニハウスはオーナーの丹羽さんがご自宅を開放し、名市大の学生さんたちが設計して造られた〈まちの縁側〉です。内部空間は一見狭いようにみえますが、奥には車椅子も入れるトイレがあり、入り口もバリアフリーになっているので、小さな子どもから高齢者や障がい者、誰もが集えて自然と交流が生まれる、そんな心地よい縁側です。おもてなしで出してくれるお茶もミントやビワなど、庭に植えられていたり、送られてきたハーブをブレンドしたもので健康にも気を使ってくれます。
丹羽さん自身は大学の先生でもあるので、忙しく京都と名古屋を行き来されていて、平日は地域のボランティアスタッフの方々が訪れる人達を温かく迎え入れてくれています。
《第5回つきいち縁側》 at まちの縁側MOMO
NPO法人まちの縁側育くみ隊のサロン&ギャラリー、まちの縁側MOMOにて「さとなかちえさん」の心温まる絵に包まれながら、団ラン会を催しました。火鉢と本物の炭火でお餅を焼き、心も体もホカホカと温まりましした。
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