ENGAWA NEWS 2007.1 |
新年に向けてのあいさつ | |||||||||
縁(ふち)にはふれるごとに新しい動きがおこる 新しい縁(ふち)はやわらかいご縁(えん)を生む 状況に応じていのちが潤おう縁(ふち・えん)がつむがれていく ふれるもののいのちが潤ってくる ひととひとは、深いところでそんな風につながっているのだ ひととまちは、たくさんの相でそんな風につながっているのだ 2007年は いのちが潤おう縁を多様につむぐ年でありたい 2007年1月1日 NPO法人まちの縁側育くみ隊 代表理事 延 藤 安 弘 | |||||||||
まちの縁側MOMOよりお知らせ | |||||||||
縁側サミット | |||||||||
「ミニ着物&和の小物づくり」 ■日 時:1月8日(月/祝) 10:00〜15:00 ■場 所:橦木倶楽部 ■会 費:2,000円 【お問合せ】 まちの縁側MOMO 〒461-0002 名古屋市東区代官町1-5 TEL&FAX 052-936-1717 担当:土屋 | |||||||||
おしゃべり幸房 | |||||||||
「パッチワーク&キルト」 講師・上原洋子さん ■日 時:1月18日(木) 13:30〜15:30 ■場 所:ミニ縁側(仮) ■会 費:1,000円(お茶付き) ※場所につきましてはお問い合わせください。 【申込み・お問合せ】 まちの縁側MOMO 〒461-0002 名古屋市東区代官町1-5 TEL&FAX 052-936-1717 E-MAIL momo@engawa.ne.jp 担当:土屋 | |||||||||
まちの縁側育くみ隊よりお知らせ | |||||||||
博久塾・野望のレッスン | |||||||||
「建築フーゾクかフーケイか?〜まちと建築の文脈〜」 ■日 時:1月19日(金)18:45〜21:00 ■場 所:短歌会館 ■受講料:一般1,500円 学生1,000円 【申し込み・お問い合わせ】 TEL&FAX 052-936-1717 E-MAIL info@engawa.ne.jp 担当:名畑 | |||||||||
美里まち育て楽耕 | |||||||||
「今後のふりかえりと来年度の取り組み方を考える〜まち育て幻燈会の後、次年度の展望をわかちあう〜」 ■日 時:1月21日(日)13:30〜16:00 ■場 所:美里交流館 ■受講料:1回100円(資料代) 【申し込み・お問い合わせ】 交流サロン「五えん」の会代表 竹之内 090-8324-1877 | |||||||||
ジネンカフェ vol.001 | |||||||||
「"自分らしく"生きていますか、あなたは?」 ジネンカフェとは・・・ <ジネンカフェ>の<ジネン>とは<自然>。つまり<あるがまま>ということ。障がい者が自分らしく生きられる社会理念のことをノーマライゼーションと呼びますが、現代社会の競争原理の中にあって自分らしく生きられなくなっているのは障がい者のみならず、健常者も同じではないでしょうか?ありのままの自分を受け入れ、自分らしく生きている障がいのある人、あるいはその支援者を毎月お招きして、自由にお話してもらいます。 ■日 時:1月21日(日)11:30〜16:30 ■場 所:名古屋市総合社会福祉会館7F大会議室 ■参加費:1,000円(軽食代込み) ■手作り展示 かたひらかたろう:さをり織り むつみグリーンサービス:木工玩具 和工房TAN・KEI:七宝焼・その他 草のネット:本・CD ■カフェコンサート:11:30〜 オカリナ演奏:オカリナグループ「たんぽぽ」さん ギター弾き語り:草のネット「土田正彦(ロココ)」さん ■ゲストトーク:13:05〜 「明日の風を感じてみませんか?〜感性や感動をあなたと共に〜」 講師:栗木宏美さん(明日の風文芸賞 岡崎)実行委員会 代表 ■テーブルトーク:14:15〜 「自分のキラリ〜ンとトホホ」を気楽におしゃべり □主催・共催:NPO法人まちの縁側育くみ隊、くれよんBOX、かたひらかたろう □後援:愛知県、愛知県教育委員会、名古屋市、名古屋市教育委員会、愛知県社会福祉協議会、名古屋市社会福祉協議会 □協力:『明日の風文芸賞 岡崎』実行委員会 【お問い合わせ】 TEL&FAX 052-936-1717 E-MAIL momo@engawa.ne.jp 担当:大久保 | |||||||||
みよしまち育て塾 | |||||||||
「まちづくり計画の実行」 ■日 時:1月27日(土)13:30〜16:30 ■場 所:さんさんの郷(緑と花のセンター)ほか 【お問い合わせ】 三好町役場建設部都市計画課 TEL 0561-32-2111(代表) | |||||||||
大久保康雄の風の記憶 | |||||||||
『グレート・ギャツビー』 12月のある土曜日のこと。所用があって名古屋のまちを走り回っていた。よく晴れて風も穏やかだった。まちは、クリスマス一色に染まっていた。そうだよなー、もうそんな時期なんだよなーと、そんな感慨にふけりながら、少し胸が痛んだ。11月下旬から読んでいたフィッツジェラルドの『グレート・ギャツピー』を読み終えたからだ。 60年代アメリカを代表する作家スコット・フィッツジェラルドの『グレート・ギャツピー』は、そのタイトルからは想像もつかないほど哀しくも美しい物語である。舞台はアメリカ東部の村、ウェスト・エッグ(そういう村が実在しているのかは知らない)語り部である〈僕〉は隣家のジョイ・ギャツビーの家に招かれ、その華麗なる生活ぶりに圧倒される。しかし、その華麗なる生活の裏には、ある目的があったのだ。やがて〈僕〉はギャツビーに頼まれ事をされる。それは〈僕〉の友人の夫人であり、訳あって5年前にギャツビーと別れた女性と引き合わせてくれ…というものだった。まさかそれが悲惨な幕切れに繋がろうとは知らず、〈僕〉はギャツビーに友人の夫人と引き合わせることになるのだが…。 フィッツジェラルドといえば、村上春樹さんが影響を受けた作家のひとりとして知られており、『グレート・ギャツピー』は、村上さんが人生で巡り会った最も大切な小説だという。なるほど、失われたものを探し求める主人公は、村上さんの初期の作品〈羊三部作〉において繰り返されるモチーフである。 この小説を読んで思うことは、やはり俗に言われているように、別れた異性や、片思いの相手に対してもある種の幻想を求めるのは女性よりも男性の方が断然多いのだろうなあ〜ということだ。個人差や程度もあるだろうけれど、男というものは夢に生き、自分の物語に生きる。それに比べて女性は現実的に生きようとするものだろう。男はどこまでも愚かで、女はしたたかだという話になる。この『グレート・ギャツピー』という小説は、愚かだけど自分の幻想に正直に生きようとした者たちへの美しいレクイエムであるのかも知れない。 | |||||||||
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